最近は「質の高い仕事」や「コストパフォーマンス」という言葉をよく聞きます。
もちろん大切な考え方だと思います。
ただ個人的には、仕事の“質”は最初から語れるものではないと感じています。
どんな仕事も、最初から上手くできる人はいません。
仮にうまくいったとしても、それは再現性のないマグレであることが多い。
本当に価値のある「質」は、量をこなした先でしか磨かれないと思います。
量を経験すると、失敗や迷いも増えます。
説明が伝わらなかったり、段取りで躓いたり、判断を間違えたり。
しかし大事なのは、そのたびに「なぜ上手くいかなかったのか」を考え続けることです。
考える回数が増えるほど、選択肢が整理され、無駄が削ぎ落とされていきます。
それが少しずつ仕事の精度──つまり質──を高めていくのです。
私も30年近く不動産の仕事に携わってきて、
経験の量があって初めて語れることがあると実感しています。
質を求めるなら、まずは量を恐れず積み重ねることが近道だと信じています。


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