住宅の契約は、
何度経験しても独特の空気があります。
図面や金額の説明が終わり、
最後にお客様が署名する瞬間。
楽しみと不安が混ざった、
静かな時間になります。
このとき私は、
必ず同じペンを使っています。
特別に書きやすいわけでも、
高級だからという理由でもありません。
「この場面のための道具」を
決めておきたかったからです。
契約は、
書類に名前を書く行為ですが、
お客様にとっては
これからの暮らしを決める大きな節目です。
その場に使うものがバラバラだと、
自分の中でも
どこか“作業”になってしまう気がしました。
だから、
契約の席では同じペンを出すようにしています。
毎回同じ動作をすることで、
自分の気持ちも整いますし、
お客様にも落ち着いた雰囲気が伝わるように感じます。
仕事の道具は効率のためだけでなく、
空気を整えるためのものでもあるのだと思います。
ちなみに使っているのは
モンブランのスターウォーカーです。
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性能の話ではなく、
「この瞬間のために用意した道具」
として使い続けています。


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